2023-01-01から1年間の記事一覧
以前、「○○温泉ホテル」という名前なのに、温泉施設がないホテルを2回に渡って紹介しました。その際、「海外で温泉のあるホテルに宿泊したいので、むしろ温泉付きのホテルを教えてほしい」という声を頂戴しました。確かにその通りですね。 ホテルに温泉があ…
(3) エチオピア航空のアジスアベバ乗り継ぎ 前回はエジプト航空の話をしましたが、北アフリカ以外のアフリカ諸国が目的地の場合、エチオピア航空の利用が便利です。途中でソウルに寄港するものの、成田から首都のアジスアベバまで乗り換えなしで到着できます…
今回は温泉以外の話題です。天候の悪化や急病人の発生、機体の不良などによって目的地とは異なる空港に着陸するのがダイバートです。ダイバージョン、目的地外着陸、代替着陸とも呼ばれます。慣れない海外で予定外の空港に着陸してしまうのは避けたいところ…
前回に続き、「温泉ホテル」という名前でありながら、温泉のないホテルを紹介します。前回は、アメリカ、カナダの超有名な温泉地を紹介しましたが、今回は日本人にあまりなじみのない国の「温泉ホテル」です。 (1) サブサブ・ホットスプリングス・ホテル(フ…
「〇〇温泉ホテル」という名前の宿泊施設は日本各地にあります。当然のことながら、宿には温泉浴場があります。そうでなければ、「看板に偽りあり」と責められるでしょう。ただ、世界に目を向けると、温泉浴場を備えていない「〇〇温泉ホテル」が実に多くあ…
3回に渡って中国の個室風呂温泉を紹介しました。今回は日本人にとってまだまだ馴染みの少ないアフリカで訪ねた個室風呂を紹介します。 「アフリカに温泉があるの?」「暑いアフリカで温泉に入浴するの?」と思われる方が多いかもしれませんが、アフリカ大陸…
過去の写真をチェックしたところ、いろいろと見つかったので、もう一回だけ中国の個室風呂を紹介します。今回は東北部の遼寧省の温泉が中心です。 (1) 「相席あり」の個室風呂 遼寧省丹東市。鴨緑江越しに北朝鮮と面した「国境」の市で、ニュースなどで時折…
前回に続き、中国で体験した様々な個室風呂を紹介します。 (1)伝統温泉の快適な個室風呂 中国西南部、雲南省最大の安寧温泉。明朝の永楽年代(1403~1423)に開発された歴史ある名湯です。無色透明の湯ですが、光の加減で清冽感のある緑色に見えるため、「…
海外では、見知らぬ人との同浴を恥ずかしく思ったり、不潔と感じたりする人が多くいます。このため、個人や家族で貸切りできる個室風呂を備えた温泉施設が広く普及しています。日本でも九州、特に鹿児島県では個室風呂が発達しています。素朴でリーズナブル…
【はじめに】 先日、中国 上海の空港での国際線乗り継ぎ時の詳細を紹介しました。日本の航空会社の特典航空券を利用する際、深く考えずに中国乗り継ぎを選んでしまうと、意外に手間がかかることや具体的に何が行われるのかという話でした。 温泉とはまったく…
久しぶりですが、国別の温泉ガイドブックの紹介の続きです。極北の温泉大国、アイスランド。面積は北海道の1.2倍ほどという島国で、人口は約37万人。活発な火山帯上に位置するため、たびたび噴火のニュースを目にします。2010年のエイヤフィヤトラヨークトル…
今回は温泉の話が登場しません。中国で国際線から国際線に乗り継ぐ際の情報提供ですのでご了承下さい。 【中国で乗り継ぐ際はいったん入国する必要がある】 航空会社のマイルをためて、特典航空券をゲットすれば、無料で海外旅行に旅立てます。ただ、発券で…
鹿児島県の霧島地方のマイナーな温泉を再び紹介します。 鹿児島空港の東、新川に沿って設けられた国道255線は、妙見、安楽、日の出、塩浸などが連なる温泉街道です。素朴な浴場から豪華宿まで選択肢も豊富です。日の出温泉きのこの里から南側に走ってすぐの…
(4) その国の言葉で検索する 前回に続き、日本では知られていない温泉の探し方を紹介します。日本の温泉情報が必要ならば、日本語で探すのが一番なのは言うまでもないと思います。同じように、調べたい国の言葉で検索すると、日本では無名の温泉も含めて、最…
温泉本を出版してから一番多かった質問は「どうやって温泉を見つけたのか」というものです。いくつかの方法がありますので、2回にわたって紹介します。 (1) 温泉専門のガイドブックで探す これまで8回にわたって世界各国の温泉ガイドブックを紹介してきまし…
前回に続き、海外で温泉を巡るならここがお薦めという国を紹介します。今回は、観光旅行のついでではなく、温泉そのものをメインの目的として出かける場合のお薦めです。 (1) ニュージーランド 環太平洋火山帯に位置するニュージーランドには100を超える温泉…
フリープラン(またはフリーステイ)とは、海外の特定の都市に滞在するツアーです。通常、日本からその都市までの往復航空券とホテルの宿泊がセットになっており、空港からホテルまでの送迎を含むものもあります。毎日の観光は含まれていないので、自分で公…
「海外の温泉、どの国がおすすめですか」という質問をよく受けます。温泉だけが目的なのか、観光のついでに温泉も行きたいのか、レンタカーを利用できるのか、鉄道やバスで旅したいのかなどによって答えは異なりますが、私なりにまとめてみました。 まず今回…
台風シーズンです。台風と温泉に関する思い出を一つ。 1999年9月、マイルをためて交換した無料航空券で大分往復のフライトを予約しました。3泊4日の行程ですが、直前になって2日目の夜に台風が九州に上陸しそうな予報・・・。今のように、インターネット…
今回は中国です。Amazonの洋書コーナーで検索しても英語を中心とした西洋の文献が表示されるだけで、中国や韓国など、東洋の書籍は表示されません。日本でいう「洋書」とは実質「西洋書」なのです。ではどうしたらよいでしょうか? 日本には中国で発行されて…
前回に引き続き、台湾の温泉ガイドブックを紹介します。日本では自然の中に自噴する温泉で、商業利用されていない「野湯」が人気です。野湯専門のガイドブックもあれば、新しい野湯探しを目的としたWEBサイトも数多くあります。島国の台湾では高山が背骨のよ…
今回、紹介するのは台湾です。海外でこれほど多くの種類の温泉本が販売されている国はないと思います。台湾を訪れた際に、駅や町の書店に立ち寄れば、温泉に関する書籍や雑誌は簡単に見つかります。最近はWEB情報や電子書籍の普及で、書籍の種類は減少傾向で…
鹿児島県の霧島地方は魅力的な温泉の集中地帯です。大小さまざまな人気温泉が軒を連ねていますが、中には忘れられたような温泉があります。 まずは「金湯」。今は廃墟の湯として知られ、ブログなどで訪問記が散見されますが、1998年には健在でした。霧島の中…
口永良部島(くちのえらぶじま)は鹿児島県の屋久島の西12キロに浮かぶ小さな火山島です。屋久島を訪れる人は多くても、口永良部島まで足を延ばす人はほとんどいません。屋久島からは日に1便のフェリーがあるのみ。屋久島を経由しないと行けない、いわゆる「…
世界の温泉と題するブログですが、日本の温泉も少し採り上げたいと思います。とはいえ、日本の温泉ブログは無数にあって、入り込む余地などなさそうです。そこで今から20~30年前の温泉の写真を使って、今は亡き貴重な温泉を紹介してみたいと思います。WE…
今回はカナダの温泉ガイドブックHot Springs of Western Canada -A Complete Guide-(西カナダの温泉 完全ガイド)を紹介します。アメリカと同じく、太平洋岸に温泉が集中しているため、「西カナダ」と題しています。版を重ねた有名な本でしたが、今は中古本…
今回紹介するのはHot Springs of The Andes(アンデス山脈の温泉)です。南アメリカ大陸の西海岸は環太平洋火山帯に位置し、火山と温泉が豊富です。大陸を縦貫するアンデス山脈に沿って、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの6カ…
ニュージーランド、オーストラリアに続く温泉ガイドブックの第3弾はアメリカです。アメリカの温泉情報は豊富で、政府系機関が全国の温泉リストを公開しています。Thermal Springs List for United Statesはその一例で、1,702か所の温泉が掲載されています。 …
ニュージーランドに続き、オーストラリアの温泉ガイドブックを紹介します。Australia’s Great Thermal Wayという本です。現在は第6版が発売され、専用のサイトhttps://greatthermalway.com/ で購入できます。私が購入した版では44の温泉が紹介されていました…
日本には温泉のガイドブックが無数にあります。行きたい地域、旅の目的や興味に応じて、好みのガイドブックを選べます。それに比べ、海外の温泉ガイドブックはとても少ないです。もちろん、ウェブでも温泉情報を検索できますが、「○○国で絶対行きたい温泉ト…