世界の絶景温泉

世界の見知らぬ温泉を探して旅しています

D3 「地球の歩き方」WEBマガジンでの連載が始まりました(その2)!

「地球の歩き方」WEBマガジンでの連載が始まりました(その2)! 温泉本「ほぼ本邦初紹介!世界の絶景温泉」の出版がご縁となり、先月から「地球の歩き方」のWEBマガジンに、世界の温泉旅行記の連載を始めました。タイトルは「絶景温泉探検家、鈴木浩大の世…

B10 1990年の温泉巡り② ガイドブック・パンフレット・地図

前回に続き、ネットもスマホもなかった時代の温泉探しの様子を紹介します。 1.JAF出版社の「車で行ける名湯・秘湯」 前回紹介した美坂哲男氏の温泉本と並んで、とても役に立ったのがJAF出版社の「車で行ける名湯・秘湯」シリーズです。1989年から1990年に…

B9 1990年の温泉巡り① 名著「諸国いで湯案内(山と渓谷社)」

また、日本の温泉の話題です。 これまでに何度か触れましたが、筆者が国内の温泉巡りを始めたのは1980年代の半ばです。昭和の終わり、およそ40年前のことでした。このブログではかつて存在した名湯・秘湯を何度かにわたって紹介しました。海外の温泉だけでな…

A29 海外の温泉付きホテル⑫ エジプトのビル・ハルファ温泉

今回はがらりと趣を変えて、エジプトの温泉付きホテルを紹介します。エジプトに温泉?と思われるかもしれませんが、実はたくさんの温泉が湧いています。拙著でも紹介しましたが、「水が必要で砂漠を掘ったら、水ではなく温泉が湧いてしまった」という場所が…

D2 「地球の歩き方」WEBマガジンでの連載が始まりました!

「地球の歩き方」WEBマガジンでの連載が始まりました! 昨年(2023年)6月、「ほぼ本邦初紹介!世界の絶景温泉」という書籍を「みらいパブリッシング」から出版していただきました。それがご縁となって、このたび、「地球の歩き方」のWEBマガジンに、世界の…

A28 海外の温泉付きホテル⑪ アメリカ3:アラスカのチェナ温泉

世界の温泉に戻って、アメリカの温泉ホテルの紹介を続けます。今回はアメリカ最北のアラスカ州フェアバンクス郊外にあるチェナ温泉です。フェアバンクスは冬季のオーロラ観光で人気の町。チェナ温泉はオーロラを見ることのできる数少ない温泉宿として知られ…

B8 失われた温泉 北海道・雷電朝日温泉

今回は北海道の積丹半島の西、日本海に面した岩内町の山中にあった雷電朝日温泉を紹介します。開湯は江戸時代の1844年(弘化元年)と古く、北海道では指折りの歴史ある温泉です。1963年(昭和38年)に出版され、後に映画やテレビドラマにもなった水上勉の小…

B7 八幡平2 玉川、新鳩の湯、トロコ、東トロコ、大沼の各温泉

前回に続き、八幡平(秋田県側)の失われた温泉を紹介します。今回紹介する写真は1990年と1996年に撮影したものです。 1.玉川温泉(の露天風呂) 最初は玉川温泉です。玉川温泉は今でも営業していますし、pH1.2という強酸性の湯と岩盤浴が人気で、全国から…

B6 八幡平の失われた温泉① 赤川温泉と澄川温泉

久しぶりに日本の温泉の話題です。私の温泉巡りの原点は1980年代の日本の温泉。海外の温泉に興味を持ち始めたのはその20年後です。1980~90年代にかけて訪れた温泉の中には災害、後継者不足、施設の老朽化、赤字などで廃業してしまったものが多くあります。…

A27 海外の温泉付きホテル⑩ アメリカ2:グレンウッド温泉

前回に続きアメリカの温泉ホテルを紹介します。コロラド州のグレンウッドホットスプリングスは標高約1700メートルに位置し、ロッキー山脈を代表する山の秘湯として知られます。 この地に古くから住んでいたユート(Ute)族はこの温泉をヤンパ(Yampa = 偉大…

A26 海外の温泉付きホテル⑨ アメリカ1:ホット・スプリングス

今回から、アメリカの温泉ホテルを紹介します。 まずは南部のアーカンソー州にあるホットスプリングスです。町の名前自体がホットスプリングス(温泉)というのはアメリカでもかなりレアものです。アメリカの温泉情報をウェブで検索する際に、工夫しないと、…

A25 海外の温泉付きホテル⑧ 台湾2:員山温泉

前回に続き、台湾の温泉ホテルを紹介します。宜蘭(イーラン)県にあるウェスティン宜蘭リゾートはマリオットグループが経営する台湾初の高級温泉ホテルで、2017年に開業しました。 このホテルに興味を持ったきっかけは、「源泉は員山(ユエンシャン)温泉」…

A24 海外の温泉付きホテル⑦ 台湾1:北投温泉

台湾は海外旅行で人気の渡航先。日本列島や琉球諸島に連なる環太平洋火山帯の島国で、至る所で温泉が湧いています。台湾最大の温泉地は北投(ぺいとう)温泉。台北から都市鉄道(MRT)を利用してわずか30分とアクセスも抜群です。 台北市内のホテルに泊ま…

A23 海外の温泉付きホテル⑥ メキシコ:エル・ヘイセル

メキシコシティから北西へ車で3時間のエル・ヘイセル温泉はイダルゴ州にあります。拙著でも紹介した温泉ですが、掲載できる写真数に限りがあったので、ここで詳しく紹介しておきます。 エル・ヘイセルは、英語読みならザ・ガイザー(ザ・間欠泉)という意味…

A22 海外の温泉付きホテル⑤ ニュージーランド(その3)

もう一度だけニュージーランドで泊まったことのある温泉宿を紹介します。 (1) タウポの宿 ロトルアから南へ80キロのタウポまでの間には温泉が集中しています。南端のタウポはタウポ湖という湖のほとりに開けた町で、湖岸から温泉が湧いています。特に、湖の…

A21 海外の温泉付きホテル④ ニュージーランド(その2)

ニュージーランドの温泉宿 前回は、南島のマルイア温泉を紹介しましたが、今回はもう少し広範なエリアについて説明します。ニュージーランドの宿泊施設には様々なタイプがあるので、使い分けが重要です。 ① ホテル オークランドやクライストチャーチなどの大…

A20 海外の温泉付きホテル③ ニュージーランド

マルイア温泉 Maruia Hot Springs ・ハンマー温泉に立ち寄って ニュージーランドは日本と同じく環太平洋火山帯上の島国。北島と南島という2つの島がメインですが、温泉が多いのは北島です。最大の温泉都市ロトルアから南へ80キロのタウポまでの間は「温泉街…

A19 海外の温泉付きホテル② インド

あけましておめでとうございます。今年もマニアックな温泉記事を書き進めますので、よろしくお願いいたします。海外の温泉付きホテルの2回目はインドです。 タッタパニ温泉:インド、ヒマーチャルプラデシュ州マンディ県 (1) 山中の温泉を目指して タッタパ…

A18 海外の温泉付きホテル ① タイ

以前、「○○温泉ホテル」という名前なのに、温泉施設がないホテルを2回に渡って紹介しました。その際、「海外で温泉のあるホテルに宿泊したいので、むしろ温泉付きのホテルを教えてほしい」という声を頂戴しました。確かにその通りですね。 ホテルに温泉があ…

C11 海外温泉旅でのダイバート(目的地外着陸)②

(3) エチオピア航空のアジスアベバ乗り継ぎ 前回はエジプト航空の話をしましたが、北アフリカ以外のアフリカ諸国が目的地の場合、エチオピア航空の利用が便利です。途中でソウルに寄港するものの、成田から首都のアジスアベバまで乗り換えなしで到着できます…

C10 海外温泉旅でのダイバート(目的地外着陸)①

今回は温泉以外の話題です。天候の悪化や急病人の発生、機体の不良などによって目的地とは異なる空港に着陸するのがダイバートです。ダイバージョン、目的地外着陸、代替着陸とも呼ばれます。慣れない海外で予定外の空港に着陸してしまうのは避けたいところ…

A17 温泉のない温泉ホテル②

前回に続き、「温泉ホテル」という名前でありながら、温泉のないホテルを紹介します。前回は、アメリカ、カナダの超有名な温泉地を紹介しましたが、今回は日本人にあまりなじみのない国の「温泉ホテル」です。 (1) サブサブ・ホットスプリングス・ホテル(フ…

A16 温泉のない温泉ホテル

「〇〇温泉ホテル」という名前の宿泊施設は日本各地にあります。当然のことながら、宿には温泉浴場があります。そうでなければ、「看板に偽りあり」と責められるでしょう。ただ、世界に目を向けると、温泉浴場を備えていない「〇〇温泉ホテル」が実に多くあ…

A15 アフリカで出会った個室風呂

3回に渡って中国の個室風呂温泉を紹介しました。今回は日本人にとってまだまだ馴染みの少ないアフリカで訪ねた個室風呂を紹介します。 「アフリカに温泉があるの?」「暑いアフリカで温泉に入浴するの?」と思われる方が多いかもしれませんが、アフリカ大陸…

A14 中国で出会った個室風呂③

過去の写真をチェックしたところ、いろいろと見つかったので、もう一回だけ中国の個室風呂を紹介します。今回は東北部の遼寧省の温泉が中心です。 (1) 「相席あり」の個室風呂 遼寧省丹東市。鴨緑江越しに北朝鮮と面した「国境」の市で、ニュースなどで時折…

A13 中国で出会った個室風呂②

前回に続き、中国で体験した様々な個室風呂を紹介します。 (1)伝統温泉の快適な個室風呂 中国西南部、雲南省最大の安寧温泉。明朝の永楽年代(1403~1423)に開発された歴史ある名湯です。無色透明の湯ですが、光の加減で清冽感のある緑色に見えるため、「…

A12 中国で出会った個室風呂①

海外では、見知らぬ人との同浴を恥ずかしく思ったり、不潔と感じたりする人が多くいます。このため、個人や家族で貸切りできる個室風呂を備えた温泉施設が広く普及しています。日本でも九州、特に鹿児島県では個室風呂が発達しています。素朴でリーズナブル…

C9 アメリカの空港で国際線乗り継ぎ・入国時の留意点

【はじめに】 先日、中国 上海の空港での国際線乗り継ぎ時の詳細を紹介しました。日本の航空会社の特典航空券を利用する際、深く考えずに中国乗り継ぎを選んでしまうと、意外に手間がかかることや具体的に何が行われるのかという話でした。 温泉とはまったく…

A11 温泉のガイドブック⑨ アイスランド

久しぶりですが、国別の温泉ガイドブックの紹介の続きです。極北の温泉大国、アイスランド。面積は北海道の1.2倍ほどという島国で、人口は約37万人。活発な火山帯上に位置するため、たびたび噴火のニュースを目にします。2010年のエイヤフィヤトラヨークトル…

C8 中国 上海空港での国際線→国際線乗り継ぎ(2023年10月)

今回は温泉の話が登場しません。中国で国際線から国際線に乗り継ぐ際の情報提供ですのでご了承下さい。 【中国で乗り継ぐ際はいったん入国する必要がある】 航空会社のマイルをためて、特典航空券をゲットすれば、無料で海外旅行に旅立てます。ただ、発券で…